Macのデスクトップはファイルやアイコン、フォルダがごちゃごちゃのジャングル状態になっていませんか?
実を言うと、Macのデスクトップを整理整頓するのは、決して難しいことではありません。
確かに、Macユーザー向けの生産性アプリは数多く存在します。しかし時には、ほんの少しのデジタル整理術で十分なのです。
このブログ記事では、Macでファイルを整理する方法をステップバイステップでご紹介します。さらに、その構造をClickUpのようなオールインワン型プロジェクト管理ソフトウェアに拡張する方法についても解説します。
Macでファイルとフォルダを整理する12の方法
1. アイテムをフォルダに整理する
Macでは、「Dock」にある「Finder」アイコン(青と白の顔アイコン)をクリックして「Finder」ウィンドウを開きます。

「最近使った項目」タブを表示すれば、システム上の保存場所に関係なく、直近に使用したすべてのファイルのリストを確認できます。
では、ドキュメントフォルダを作成したい場所へ移動しましょう。この例ではデスクトップ上にすべて置きたいと仮定します。「Finder」ウィンドウのサイドメニューにある「お気に入り」の下にある「デスクトップ」タブをクリックしてください。

次に「Shift-Command-N」鍵を押して「デスクトップ」上に新しいフォルダを作成します。このフォルダは、整理を始める前に散らばったファイルを一時的に集める場所として機能します。
画面に「未タイトルフォルダ」という名前のフォルダが表示されます。

フォルダ名を「整理」に変更し、下のスクリーンショットのように「Finder」のサイドメニューバー(「デスクトップ」のすぐ下)にある「お気に入り」セクションにドラッグ&ドロップします。

💡プロのコツ:複数のファイルを同時に処理できます。単に「Command」キーを押したまま、アイテムをクリック(隣同士である必要はありません)し、フォルダへドラッグするだけです。
デスクトップ上のアイテムを素早くフォルダにまとめる方法もあります。まとめたいアイテムをすべて選択し、いずれかのアイテムをControlキーを押しながらクリック(右クリック)し、「選択項目で新規フォルダを作成」を選択します。ロックされたアイテムはまとめられない点にご注意ください。
2. サブフォルダを作成する
「整理」フォルダに戻り、自分のファイルを整理したい主要カテゴリごとにサブフォルダを作成します。
この例では、以下のカテゴリを選択しました:「ドキュメントフォルダ」「YouTubeテンプレート」「ストックメディア」「PPTテンプレート」「ソフトウェアスクリーンショット」「マーケティング資料」「アプリインストールチュートリアル」

3. 類似したフォルダをマージする
一見すると重複フォルダの特定のように思えますが、実は単純ではありません。例えば同じ場所に同じ名前のフォルダを作成すると、誤って最初のフォルダを上書きしてしまい、貴重な情報を失う可能性があります。
しかし、大抵のことには解決策があるように、ここにも抜け道があります。
実際、Macでフォルダを安全にマージする方法は2つあります。
Finderでフォルダをマージする
同じ名前のフォルダが既に存在する場所にフォルダを追加すると、この操作を中止するか、その場所のフォルダを上書きするか、両方をマージするかを求めるプロンプトが表示されます。同じ名前の異なるファイルがある場合は、ファイルが上書きされないよう「中止」を選択してください。
両方のフォルダを残したい場合は、フォルダをドラッグした状態でOption鍵を押したまま離すと、「マージ」という新しいオプションが表示されます。それをクリックしてください。
同じ名前のファイルには「2」がファイル名に追加されます。これにより、元のファイルと新しいファイルの両方を保持でき、コンテンツを失うことはありません。

ターミナルでフォルダをマージする
2つ目の方法はターミナルと「ditto」というコマンドを使用します。これにより、2つのフォルダのコンテンツ(内部のサブフォルダも含む)をマージできます。
ターミナルを開き、以下を入力してください:ditto ~/ソースフォルダ ~/ターゲットフォルダ
「source_folder」と「target_folder」の代わりに、実際のフォルダの名前を追加してください。
また、フォルダパスを入力する代わりに、フォルダをターミナルウィンドウにドラッグ&ドロップすることも可能です。
4. フォルダをお気に入り登録する
フォルダやサブフォルダが多すぎると、頻繁に使う特定のフォルダや特別な用途のフォルダを見つける場所が大変になることがあります。朗報です。Finderのサイドバーのお気に入りに任意のフォルダを追加できます。その方法は以下の通りです:
- 新しいFinderウィンドウを開く
- お気に入り登録したいフォルダを見つけましょう
- サイドバーにドラッグしてください

5. ファイルを種類別に並べ替える
また「種類」でファイルを並べ替え、類似ファイル(PDF、画像、ドキュメントなど)をグループ化することも可能です。
ダウンロードフォルダ内の任意の場所で右クリックし、「並べ替え」>「種類」を選択してください。これにより、どのファイルが保存されているか、またそれらをどこに移動すべきかが一目でわかります。

ファイルを希望のカテゴリ別に分類したら、適切なサブフォルダに移動させましょう。例として、写真やビデオは「ストックメディア」フォルダへ、スクリーンショットは「ソフトウェアスクリーンショット」フォルダへ格納します。
6. タグを活用する
重要なファイルを優先するには、ファイルを右クリックし、「タグ」を選択して「緊急」「To-Do」などのカスタムタグを割り当てます。 タグ付けされたファイルには名前横に色付きのドットが表示され、簡単に識別できます。

「Finder」サイドバーの「タグ」欄で対応する色をクリックすれば、タグ付けされたファイルに素早くアクセスできます。

*続きを読む:Mac向けベスト10 やることリストアプリ
7. スマートフォルダを試す
Mac上のファイルを動的にグループ化するには、「Finder」を開き、「ファイル」>「新しいスマートフォルダ」を選択します。
次に、ウィンドウ右上の「保存」の横にある(+)ボタンをクリックして検索条件を追加します。
選択を行うためのドロップダウンメニューが2つ表示されます。

この例では、「最終変更日時」と「以前」を選択し、条件に合う全ファイルを(元の場所から移動せずに)素早くアクセスできるようにしています。

ウィンドウ右上の「保存」ボタンをクリックし、「スマートフォルダ」に名前を付けます。

「スマートフォルダ」は「お気に入り」サイドメニューの下に自動的に表示されます。

💡プロのコツ: 異なる場所に同じ名前のフォルダが2つある場合、「Option」鍵を押しながら一方のフォルダをもう一方の上にドラッグします。プロンプトが表示されたら「マージ」を選択すると、2つのフォルダの内容が統合されます。これによりファイルを統合しながら重複を解消できます。
8. ファイル命名システムを確立する
ファイルの命名規則で整理戦略を立てれば、ファイル検索の時間を節約できます。
ワークフローや個人文書に応じて、ファイル名に以下を含めてください:
- プロジェクト名/個人名
- このファイルの説明
- ファイルの仕事開始日
- バージョン番号
- ファイル名にイニシャルを入れる(他人に送信するファイルの場合)
Finderのビューによっては、ファイルがアルファベット順に整理されることに注意してください。
💡プロのコツ:ファイル名の先頭に日付を付けると、時系列順に整理され、ファイルを素早く取得するようになります
9. スタック機能でファイルを自動整理
デスクトップスタックを使えば、デスクトップ上でファイルをきちんとグループ分けできます。スタックはスマートフォルダに似ていますが、デスクトップ専用の機能です。スタックは種類、日付、タグごとにグループ化できます。
例、種類ごとにグループ化すれば、写真が1つのスタックに、プレゼンテーションが別のスタックに、といった具合に表示されます。新しく追加したファイルは即座に適切なスタックに移動されるため、手間をかけずにすべてを整理整頓した状態に保てます。
デスクトップ画面を表示した状態で、ビュー > スタックを使用 > タグをクリックしてください。

スタックを表示、開く、閉じるには、スタックをクリックするだけで、ファイルがデスクトップ上に展開されます。ただし、スタックを開かずにファイルをビューしたい場合は、次のやることを行うだけです:
- スタックの上にマウスを移動させてください
- トラックパッドまたはマウスで左右にスワイプすると、スタックのアイコンと名前が変更され、スタック内の各ファイルに対応します
- 必要なファイルをダブルクリックして開きます
10. ファイルをiCloud Driveに保存する
iCloud Driveを使えば、複数のデバイス間でフォルダやファイルを同期できます。これにより、複数のiPadやiPhoneを使用している場合でも、Appleデバイス間でファイルを簡単に取り出せるようになります。
MacでiCloud Driveを有効にする方法は次のとおりです:
- システム設定を開く。
- Apple ID > iCloud をクリックします。
- iCloud Driveを有効にする。
- もう一度iCloud Driveをクリック
- オプションを選択して、Macと同期したいフォルダやアプリを選びます
💡プロのコツ:iCloudデスクトップとドキュメントを有効にすると、同じiCloudアカウントで別のMacにログインし、そのMacでもiCloudデスクトップとドキュメントを有効にすることで、同じデスクトップアイテムを別のMacでも利用できます。
11. デスクトップ上のファイルを整理する
デスクトップ上のファイルを名前、種類、追加日、サイズ、タグなどで並べ替えるだけでなく、フォルダの表示方法をアイコンサイズ、グリッド間隔、テキストサイズなどで変更することも可能です。
好みに合わせてアイテムを配置・サイズ変更し、よりパーソナライズされた美しいデスクトップを実現しましょう。必要に応じてファイルを整理整頓することも可能です。デスクトップをクリックし、「ビュー」>「整理」を選択後、ファイルの配置方法を選んでください。
12. 外部アプリを活用する
最後に、お好みであればサードパーティ製アプリを活用してファイルやフォルダを効率的に整理することも可能です。これらのアプリは重複ファイルの追跡や削除を容易にするだけでなく、ダウンロードフォルダの整理や不要ファイルのクリーンアップにも役立ちます。
以上です!
これらのステップを踏めば、整頓されたMacデスクトップへの道は開けます。鍵は継続性です。毎日数分間、システム上のファイルやフォルダの整理に充てれば、すぐに習慣として身につくでしょう。
覚えておいてください。今日少しの努力をすれば、後々大きな手間を省けます。
ClickUpでファイルを簡単に整理
MacBookのファイル整理術を学んだ今、ここで止まる必要はありません。ステップ進んで、タスク管理やファイル管理ソリューションを超えた効果的なタスク管理ソフトウェア「ClickUp」を探ってみましょう。
このドキュメント管理ソフトウェアには、ファイル整理のためのClickUp Docsのような高度な機能が搭載されており、デジタルワークスペースを最適化したい個人ユーザーにとって優れた選択肢です。
高度なツールと機能を提供し、テキスト文書、タスク、プロジェクトを動的かつ共同作業で分類、検索、最適化します。
興味が湧きましたか?
1. ClickUpドキュメントを探索する
まず始めに、ClickUp Docsはデジタルファイルキャビネットとして機能し、情報を効率的に保管できます。
例えば、クライアントごとに専用のドキュメントを作成し、契約書、プロジェクト概要、請求書、ディレクトリテンプレートなどの重要な資産がリンクされている状態を維持することができます。また、Google DriveやDropboxのファイルをドキュメント内に直接埋め込み、簡単にアクセスできるようにすることも可能です。

クライアント関連のファイルやフォルダがローカル(例:MacBook内)に保存されている場合は、それらを適切なClickUpドキュメントにドラッグするだけです。これにより全てが一箇所にまとまり、作業中にアプリを切り替える手間が省けます。
ClickUp Docsでは、チームメンバー向けに共有可能なリンクの作成や許可の管理も可能です。プライバシーと編集制御機能により、機密情報への閲覧・アクセス権限を適切な人物のみに限定できます。
さらに一歩進めるには、各クライアントごとにClickUpタスクを作成し、関連するドキュメントを添付ファイルとして添付、期日を設定、チームメンバーを割り当てしましょう。この連携により、文書管理ワークフローとプロジェクトの整理が効率化されます。
2. ClickUpプロジェクト階層ガイドを活用する
次に紹介するのはClickUpプロジェクト階層ガイド。全体像を把握しつつ、関連する詳細を見逃さないための手法です。
その方法を詳しくご説明しましょう。
プラットフォーム内の各ワークスペースでは、「マーケティング」や「クライアントプロジェクト」など、特定のプロジェクトや部門ごとにスペースを作成できます。各スペースには関連ファイルを整理するための「フォルダ」を含めることが可能です。

この階層構造により、すべてのファイルがシステム内で適切な場所に配置されるため、ドキュメントの検索や管理が容易になります。例:「クライアントプロジェクト」スペース内で、各クライアントごとにフォルダを作成し、契約書・請求書・納品物のリストを格納します。
3. ClickUpリストを活用する
ClickUpのリストビューを活用し、ファイルタイプ・フォルダ名・ファイル名・締切日・優先度ステータス(「使用中」「アーカイブ済み」「審査中」など)といった定義基準で整理を強化しましょう。

リストを色を使って、プロジェクトのステータスを示したり、仕事を視覚的に区別したりすることも可能です。しかし、それだけではありません。
4. ClickUpで「Connected Search」をお試しください
特定のファイルを素早く見つける必要がある?
検索バーに名前を入力するだけで、ClickUpが探しているものを正確に表示します。ClickUpワークスペース、接続アプリ(例:Dropbox、Slack、Google Drive)、ローカルドライブのいずれに存在しても。これがClickUpの「Connected Search」の真価です。

例えば、タスクを締切でフィルタリングすれば、差し迫った提案書や契約更新など緊急対応が必要な案件を特定できます。あるいは「法務」「財務」「個人」などのラベルでファイルにタグ付けし、そのタグでフィルタリングすれば特定の文書を素早く見つけられます。
さらに、ClickUp Brain(ClickUpに組み込まれたAIアシスタント)はあなたの検索習慣を記憶し、時間の経過とともに精度が向上。より正確な結果を提供します。

例、特定のクライアントに関連する「契約書」を頻繁に検索する場合、ClickUp Brainは今後の検索でそれらの結果を優先表示します。つまり、プラットフォームを頻繁に利用すればするほど、その知能は向上し、ファイルをより迅速かつ正確に見つけられるようになるのです。
*続きを読む:Mac向けベスト10カレンダーアプリで時間をマスターしよう
デジタルの散らかりに足を引っ張られないで
重要な書類を探すのに貴重な時間を浪費するより、もっとやることがあります。非効率はあっという間に積み重なってしまうからです。
代わりに、戦略的なファイル整理で時間を管理しましょう。
ファイルを適切に構造化することで、集中力の妨げを減らし、エラーを最小限に抑え、作業を円滑に進められます。この習慣は、大規模プロジェクトの調整、クライアント記録の管理、機密文書の監督に不可欠です。
幸いなことに、ClickUpはタスクを階層で整理したり、詳細なフィルタリングにリストビューを活用したり、AIなどの高度な機能を活用したりと、一元化された効率的なワークスペースを構築するためのツールを提供します。
さあ、何を待っているのですか?今すぐClickUpを無料登録して、始めましょう。

